2014年2月8日

Brothers: A Tale Of Two Sons発売後インタビュー part3


引用元


「小島秀夫監督についてですね。私はこのゲームがICOに影響を受けていると思います。Brothersがどんなものに影響を受けたか教えてください。終盤近くの蜘蛛との戦闘はLIMBOの影響を受けていますか?空をとぶモンスターは人喰いの大鷲トリコへのオマージュですか?」
 多分それはあります。はじめの蜘蛛のところで貴方が左右に動くところはアウターワールドへのオマージュです。私の大好きなゲームの一つです。実は2年前のE3で作者のEric Chahi氏と会っています。彼は素晴らしい人です。出会ったのはまだゲームを作り始める前です。素晴らしい出来事でした。その時にPeter Molyneux氏にも会いました。実はその後再び会い、私のゲームを遊んでもらいました。そして彼は本当に、本当に感銘を受けていました。私は本当に素晴らしいと思いました。
 大部分のインスピレーションはSFC時代のトップダウンRPGに対する私の愛情から来ていると言えます。クロノトリガー、ゼルダ、聖剣伝説2を覚えていますか?これらは私の大好きなゲームの一つです。エストポリス伝記1と2、ソウルブレイダーが大好きです。これら全てはトップダウンのゲームです。私はそれがBrothersがトップダウン視点である主な理由であったと思います。Brothersはなにか違ったことに挑戦したいという私の衝動でもありました。普通、ゲームディレクターやデザイナー、クリエイティブディレクターがいます。私はクリエイティブ&ゲームディレクターでした。設計は私と、もちろんチームでした。しかし私は常に違ったことを使用と取り組んでいました。Brothersに於いて、新しい何かを提案する為に常に経験を変える事が重要でした。例えば、パズルをとくために兄弟が肩車して神になろうとした時は?ゲームの規模に比べてアニメーションの量は本当に狂っていました。多くのチームメンバーは出来るわけが無いと笑いました。ゲームのメカニックを常に変えることは出来ません。そして私の答えは常に「どうして?どうして?」でした。私達は常に反対方向へ行こうとしていました。
 当然のことながら、いくつかのものは再利用しました。例えば2人で協力して壁をよじ登る場面や水泳等。しかし兄弟2人の協力はストーリーの一部であり、最終的に何故そうしてきたか理解できると信じています。貴方は一人でそれが出来ます。一人で達成できる事に二人のプレイヤーは必要無いことが非常に重要でした。私は主題を変えているかどうか分かりません。それについて何時間も話すことが出来ます。私は長い間ゲームについて話すことが出来ます。

「ICOやワンダと巨像の上田文人氏に会おうとしましたか?貴方は彼に貴方のゲームをプレイしてもらいましたか?」
 そうすることができればいいですね。私は彼がプレッシャーの中にいることを理解しています。是非会って話すことを望んでいます。なぜなら映画業界で最初の大きな成功をした後、次の映画を取る際に同じように感じていたからです。そのプレッシャーに対して私がどうするかなどなど。しかし、それが難しいことも知っています。私は彼が何か大きな問題を抱えていると考えています。そして、何かを届けたいと思っています。なぜなら人々は彼にたいへん大きな期待を抱いているからです。彼は夜も眠れないのではないかと想像出来ます。何も不思議ではありません。思うに、人喰いの大鷲トリコは彼の彼の大望で、とても長く続いていました。しかし本当に彼は何も心配することはありません。なぜならあのゲームのトレイラーは素晴らしい。だから私は本当にあのゲームが世にでることを、そして世にでるだろうと思っています。

「ということは貴方は彼一人に委ね、そして彼がなす事を望んでいると?」
 ええ。実際彼には是非会いたいし話もしたいです。それは素晴らしいことです。もし彼が望むなら、私達はゲームについて非常に興味深い議論が出来ると思っています。

「実績についてもお尋ねしたいです。これらは異質です。なぜなら一つも取らずにゲームを終えることもできるからです。貴方は実績が嫌いですか?何故そうしましたか?」
 はい。私は好きではありません。なぜなら…ほとんどの実績はなになにを集めろ、あれしろこれしろ、しかし私は実績とは可能な限りストーリーと関連しているものでなければならないと考えています。本当はもっと実績を増やしたかったのですが、Brothersの実績のアイデアは死について、孤独について、我々が入れようとした全てにつながったストーリーをテーマにすることにしていました。しかし全ての実績に沢山の労力を必要とします。改めて、「何故多くの人が見逃すような実績に労力を割いたのか?」しかし私は言います。「なぜならそれは本当に素晴らしく、そしてストーリーに伴っているからです。」それは非常に重要でした。最初からもし彼らが望むなら典型的な収集とは全く異る実績を実現できそうでした。

「一人の力で泳ぎきるというゲーム中最大の見せ場、最後のパズルは貴方が最初に思いついたものであると言いました。もう少しパズルのことについて教えてもらえますか?」
 他の兄弟の為にボタンを押すことは、実は後で思いついたことだったと思います。それを思いついた時、私は考えがどんどん膨らんで眠れませんでした。「早くチームに会ってこの事を話さなくては!」私はいつもあの時オフィスに入った時のことを思い出します。「OK、これは…」私は本当に興奮して話し、彼らもまた同じように「ワオ!最高じゃないか!」これはまさしく目から鱗が落ちるようなものでした。私が片方の兄弟が死に、たった一人で障害に挑まなくてはならなくなった時、しかしボタンを押して彼に力を貰う。それは大変厳しい瞬間で、そしてとても気分が良かったです。なぜならそれこそゲーム自体の本質であり、コントローラーに対して不満を持っていた人やゲーム全体が好きでなかった人ですらゲームの最後で起こったことに対して評価していて、それが私の幸せです。
 実のところ私は少し怖かったです。私はチームに対してエンディングのパートについて「聞いて欲しい。今は誰も気づかなくても、五年以内にきっと気づいてくれる」とさえ言いました。 今ではうぬぼれだったと理解していますが、その時は本当に、本当にこのゲームにとって重要でしただから私は人々が気づいてくれて本当に嬉しいです。先ほど話しましたが、人々はこれを理解していますか?彼らをどうにか助けなければならないでしょうか?私達は音や振動、そしてコントロールで可能な限り助けようとしました。しかし高度な経験であるので気づくのに時間がかかります。

「エンディングについて教えてくれますか?仄暗いエンディングです。悲しいエンディングにすることに恐怖はありましたか?そして貴方は弟の成長のためにそれが必要だったと思いますか?」
 その通りです。私は様々な点で希望のあるエンディングだと感じます。貴方は顔をあげて前に進まなければなりません。もちろん悲しいシーンです。そして多くの人々が泣いたことを知っています。それはとても嬉しいです。当然同時に希望のあるエンディングだと見ています。それについては多くは語りたくありません。私は貴方がどう受け取ったか分かりません。私は多くの人々が見逃したと思います。膨大な量の相互に影響しあう物があります。物語の始まりでもし貴方が兄弟、特にわんぱくで子供っぽかった弟をじっくりと見ていれば。貴方はゲームが進むにしたがって彼がどんどん成長していくのを見ます。そしてゲーム開始時にある花を彼が投げ捨てる場面があります。私は貴方が最初にそうしたかどうか分かりません。

「見逃してしまいました。」
  もし貴方がそれをしたなら、最終的に、最後のシーンで進む前に上へ向かって下さい。似たような花が父親の外にあり、もしそれを弟は兄のように匂いをかぎます。そういうことがあります。私に取ってゲームは弟のことについて語ったものです。彼は男の子から大人になったといえるでしょう。彼は成長します。彼の顔に希望があります。彼にはまだ父親がいて、彼の人生を送る準備ができています。それは様々な点にとって非常に個人的なゲームです。私がレバノンにいた時、非常にプレイベートですが、私が7歳ぐらいの時は弟が欲しかったです。母は流産しました。そして実は、彼女は私に彼を葬るように頼みました。それで、私はゲームのある場面を実はほとんど作りました。それは同様に本当に私にとって印象的でした。

「私がプレイ中、死についてのテーマについて感動させるメッセージは個人の喪失や経験に基づいたものではないかと興味がありました。」
 まさにその通り。しかし彼は新生児で、私は非常に幼かったです。当時は戦争中でした。しかしやはりその印象的な瞬間は私の人生の中で常につきまとっています。

「どのフィードバックが最も大切ですか?」
 当然今話しているエンディングです。兄の方のインタラクションボタンを押す瞬間。どれだけの人が「ワォ!これこそゲームの中で最も大きな瞬間だ!」と思うでしょうか。それは本当に幸せです。もう一度言いますが、対話性こそ最も重要なので、最後のエンディングシーンは大変満足しています。

「私達は弟が兄の助けなしに泳ぐところのことについて話しました。しかしもう一つ、兄を埋葬する瞬間も印象深い瞬間でした。私はそんな経験は他のゲームではしたことがありませんでした。」
 もちろん我々がそれを作っていた時もバグが満載でした。しかし、それが完成した時「ヒュー!釘付けにされる素晴らしいシーンだ!」

「お時間をありがとうございました。次のプランについても是非お聞きしたいのですが。」
 ええ、私もそれを教えられる事を望んでいます。私は貴方が興味を持ってくれると確信しています。

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